七福神❓

福徳をもたらしてくれる七福神が祀られている寺社をお参りするのが七福神めぐりといわれて、この七福神への信仰は室町時代に生まれたとのこと。そして、江戸時代にはご利益を求めて正月に七福神めぐりが盛んに行われるようになったといわれています。

この縁起の良い七福神巡りは日本全国にたくさんあります、また正月の風物詩だけではなく、通年に亘ってお参りできるところもあります。

コロナの影響で外出がなかなか思うようにはゆけませんが、簡単な解説と現地の写真などをふまえて、ちょっとした散歩気分いなってみていただけたらと思います。(掲載されている写真などは全て館長オリジナルものです)

第一弾はふれあい館の地元“板橋七福神めぐり”をのんびり散歩してみましょう。

のんびり散歩板橋七福神めぐり

板橋七福神は旧板橋区(現在の板橋区・練馬区)の七ヶ寺を巡るもので昭和12年に開創されました。地元の彫刻師田中金太郎さんが製作し昭和12年頃各寺に寄進したものと言われています。いずれも高さ25cmほどで白木造りの素朴な福の神です。毎年1月1日から7日まで各寺院で開帳されています。ということで全部回ると約11kmにもなる都内最長のコースなので、なるべくロスの無いようにプランニングしてみました。

先ずは、西武線の江古田へ行きます。南口を下りると直ぐ日大芸術学部のキャンパス、その脇を約10分弱歩くと寿老人(じゅろうじん:道教の神仙で、中国の伝説上の人物だそうです)の”能満寺があります。かなり大きなお寺で、肝心の寿老人は本堂ではなく母屋の方にひっそりと有りました。

山門                                                            寿老人
 
     

さて次はここから2㎞ほど離れた”大谷口”にあります。持ってきた地図では判りづらいのでしかたなくネットのブログサイトから記事を見ながら歩いてゆきます。住宅街を右へ左へと進み途中副都心線を越えて少々迷いながらもサイトMAPを頼りにどうにか30分後大きな袋を背負った太鼓腹で有名な”布袋”(唐末の明州(現在の中国の浙江省寧波市)に実在したとされる伝説的仏僧。水墨画の好画題とされ、の僧侶の姿で描かれています)西光寺に到着。小さな山門をくぐると小ざっぱりした前庭、正面の
本堂中央に笑顔の布袋さまが。此処にも数名の参拝者がおりました。

山門                                           布袋さん
 

 
    
予定では一番西側にある安養院に行く予定でしたが、北に進路を取ってしまったため環七沿いの長命寺に来てしまいました。長命寺には”福禄寿”(道教で強く希求される3種の願い、すなわち幸福・封禄・長寿)の三徳を具現化したもので、七福神の寿老人と同体、異名の神とされることもある。環七と川越街道の交差点横に位置し、階段を登ると少々狭目の境内で本堂中央に3つの願いを背負った福禄寿がいました。

立派な石門                                       ひっそりと福禄寿
 
  
順路を間違えましたが足早に安養院に向います。途中氷川神社をパスして約10分弱で今までで最大かと思えるお寺に到着。弁財天は七福神中の紅一点、琵琶を弾く妖艷な姿で現されていて福徳・諸芸能上達の神として広く信仰されています。ここ安養院は入口に大きな石看板で出迎え大型車も止められそうな駐車場も有りその先が本堂一番奥に弁財天が祀られているお堂が有り、京都のお寺を彷彿させる大きさが有るお寺です。

大きなお寺です 本堂の隣にあるお堂に祀られています
 
        

 残すところあと3つですが、ここからはかなり遠方となるため再び一生懸命歩きます。。先ほどの長命寺まで戻り、旧川越街道を進んで東武東上線の中板橋駅に出ます。”なかいた”商店街を通り再び石神井川に出ると緑道を歩く。緑道には桜の木がずっと植えてあり、春には満開の花が咲き乱れる名所ともなっている。R17中仙道に出る前に此処にも氷川神社があり、釣り堀公園も有る中仙道を渡ると直ぐ5番目の文殊院に着きます、インターバルは40分ほど。山門を入ると正面に本堂、左には真新しい閻魔堂が有ります。正面に閻魔像が有りその下に閻魔さまに見劣りしない流石四天王凛々しい毘沙門天(仏教における天部の仏神で、持国天、増長天、広目天と共に四天王の一尊に数えられる武神です)がおりました。

味わいのある山門    閻魔さまもご一緒に      本堂

    

 次の観明寺は旧中山道を街道沿いに観明寺があります。此処には笑顔が素晴らしい恵比寿天(狩衣姿で、右手に釣り竿を持ち、左脇に鯛を抱える姿が一般的で日本古来の唯一の福の神)。またここは、成田山新勝寺の分身を祀ったことから板橋出世不動と呼ばれているそうで、境内には稲荷神社も有ります。恵比寿さまは本堂脇にかすかに空いた窓から見ることができます。

六地蔵菩薩 本堂 出世不動 専用の小さなお堂に窓の隙間から
     

いよいよ板橋七福神めぐりも残すこと一つ、ここも約2㎞南に豊島区にほど近い場所にある山手通りを先ほどの東武東上線を高架で渡り、これまた再び川越街道を過ぎ南町仲通脇に山門まで長い通路のある西光院が有る。西光院には打出の小槌で福を呼ぶ大黒天が祀られています山門手前には四天王らしき銅像が有り正面本堂に大黒様がいらっしゃいました。

此処も大きな石表 四天王が門番 大黒様で締め

     

 当初想定していた通りにマル一日の長~い散歩となりました、このコースは通年ではありませんが

板橋区はどちらかというと横長の形ですが南北に歩くのも面白いかと、原則歩きならなお健康にも良いかと、商店街も通りますので寄り道も面白いかと思います。